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節電と環境にやさしい木質ペレットの特長とは?

自然由来の燃料として、近年名前を聞く機会が多くなった「木質ペレット」木でできた燃料という特徴がありますが、石油やその他の燃料と様々な点が違います。

今回はそんな注目の燃料である「木質ペレット」を紹介します。

木質ペレットとは

木質ペレットは、製材の木くず(オガ粉)や間伐材などを細粉し、圧力をかけて直径6~8mm、長さ5~40mmの円筒形に圧縮成型した木質燃料で、主にストーブやボイラーの燃料として利用されています。

木材に含まれる成分が熱と圧力で固まるため、粘着剤などは使わず、全て「木材のみ」で作られているのが特徴です。そのため、化学物質の嫌な臭いが無く、炭のように手が汚れることもありません。運搬や取り扱いが安易で、乾燥しているので着火性にも優れているといった特徴もあります。

 

環境にやさしいクリーンなエネルギー

木質ペレットを燃やした時に発生する二酸化炭素は、木が成長する時に吸収した二酸化炭素です。そのため、大気中の二酸化炭素が増減することがありません。

使用する木材は間伐材などを利用することにより、森の再生を手助けすることができます。

また、木質ペレットは石油のような化石燃料と違い、木は20年~30年で成長するので、継続的に利用できるエネルギーとなります。

木質ペレットは石油(灯油)ストーブよりお得?

ペレットストーブを検討する場合、気になることが灯油よりお得か?という事です。

お得かどうかは、燃料の物流、燃焼機器、暖房方式、税金、入手性、保管など異なりますので簡単には比較できないのですが、発熱量単位での比較は可能です。

灯油1Lに対してペレット1kgの発熱量は1/2です。
同じ暖かさを求めるなら灯油1Lに対してペレット2kgが必要です。
これは価格でも同じ事で、灯油1Lの単価とペレット2kgの単価を比較すると、どちらがお得か比較できます。

もちろんペレットストーブが必ずしもお得といえませんが、お金がかかったとしても、環境や健康、匂い等、灯油ストーブに比べ良い点が多くあります。

単純なコスト以外の部分でベレットストーブはメリットが多い暖房です。

木質ペレットの種類

木質ペレットは、大きく分けて木部ペレット(ホワイトペレット)、全木(混合)ペレット、樹皮ペレット(バークペレット)の3種類に分けられます。これら3種類の違いは使用される木材により変化します。

燃料として木質ペレットを利用するメリット

木質ペレットは、環境に優しい点や、木の匂いがする等。
様々なメリットがありますが、それ以外にも燃料として優秀なメリットがあります。

着火性に優れ、取り扱いが容易で発熱量が大きい

木質ペレットは、製材の木くず(オガ粉)や間伐材などを細粉し、乾燥、圧力させた小粒状の固形燃料です。つまり全て「木材のみ」で作られています。

また製法の過程で乾燥しているので着火性にも優れているといった特徴もあります。

含水量が少なく圧縮されていますので、チップやのこ屑をそのまま燃やすより大きな発熱量が得られます。

煙突がない

ペレットストーブには、アクティブな煙抽出システムが装備されており、燃焼ガスを既存の煙突に吹き込むことができるため、特別な煙突を設ける必要はありません。

燃料が安い

ペレットは他の燃料に比べて比較的安価であり、近年も価格が安定しています。

ペレットストーブは、1.5〜2.5袋のペレットを保持できます。

空気が乾燥しにくい

遠赤外線効果で体の芯まであたためてくれます。

じわじわあたためることで体が冷えにくくなりますので、冷え性の方や寒冷地にお住まいの方は特に効果を実感できるでしょう。

壁や床など部屋全体があたたまるため、ストーブを消火したあともあたたかさが続いてくれます。

煙が少ない

ペレットが燃焼する際の煙は、着火時でも少し出るくらいです。

炎が安定してくると、ほとんど煙が出なくなります。

煙が少ないということはにおいも少ないことになるため、においが気になる方にもおすすめです。

設置やメンテナンスが簡単

ペレットストーブは、煙突ではなく排気筒を使用します。

煙突を使用する薪ストーブと比べると、設置やお手入れが簡単です。

視覚的に癒される

ペレットストーブは、ストーブの窓から炎が見えるため、視覚的にも癒されます。

木質ペレットのデメリット

ペレットストーブを購入して後悔してしまった方も少なからずいるようです。

ペレットストーブのデメリットを紹介します。

お手入れが面倒

ペレットストーブでデメリットとなるのは、お手入れが面倒だという点です。

使用前に燃料ポットに残った灰を捨てる、灰の受け皿や扉の窓を週に1回ほど掃除する、など、定期的なお手入れが必要です。

灰の量はそこまで多いものではなく、ペレット100kg(およそ100時間分の燃料)を燃焼させた場合でも、出る灰は1kgくらいとされています。

ペレットの保管に小さな乾燥室が必要

ペレットは丸太よりも大きくありませんが、ガスとは異なり、保管スペースが必要になります。

ペレットが膨らんだり裂けたりするのを防ぐために、保管場所は完全に乾燥している場所である必要があります。

粉塵になると、ペレットは使用できなくなってしまいます。

本体が大きく重い

ペレットストーブは、ファンヒーターなどの暖房器具と違い、本体が大きく重いです。

本体設置に必要なスペースは、小さいものでも畳半畳分程度が必要です。

本体重量は最小で70kgくらいから、270kgもの重量があるものもあります。

排気筒を設置するために壁に穴を開けるため、一度設置したら簡単には移動できません。

一年中出しっぱなしになりますので、設置場所とデザインについてはしっかり考慮した上で設置しましょう。

導入費用が高い

ペレットストーブの導入費用は、石油ストーブなどと比べると高額です。

本体価格が高額なうえ、設置工事費にも数十万円かかります。

運転音が大きい

電源を使用するペレットストーブは、温風を強くすると運転音が大きくなります。

また、ペレットを自動投入する機能がついているものもあり、ペレットを投入する際の音が気になるという方もいます。

店舗などで試運転しているときと、実際に家に取り付けたときの音の聞こえ方は異なりますので、音に敏感な方はその点も頭に入れて導入を検討してください。

まとめ

木質ペレットは、一般的な燃料と違う様々なメリットがあります。
機能的な面も色々ありますが、やはり環境に優しいことが魅力です。

今回のコラムで木質ペレットに少しでも興味出た方は、ゆいまーるへお気軽にご相談ください。

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