家に憧れの掘りごたつを導入したい!メリットやデメリットも含めてご紹介
旅館や料亭などに行くと、掘りごたつを使うことがあります。
何ともいえない趣があり、「自宅にも欲しい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな憧れの「掘りごたつ」リフォームについてそのメリットやデメリット、また家に掘りごたつを導入する際の注意点などについて紹介します。
掘りごたつとは
まず、そもそも掘りごたつというものについて改めてご紹介していきましょう。
掘りごたつとは床や畳に穴を空けたところに熱が出るものを置き、その上にこたつをかぶせるというものです。
そのため、椅子に座っているときのように足が伸ばせるのが特徴で、非常にくつろげるような設備として有名です。
よく旅館や料亭、また居酒屋などでも用いられていますね。
皆さんも一度は座ったことがあるのではないでしょうか。
じつはこの掘りごたつを、最近家に設置されるかたがだんだんと増えているのです。
掘りごたつのメリット
ではなぜ家に掘りごたつを設置する方が増えているのでしょうか?
それは、掘りごたつが数多くのメリットを持っているからです。
まず一つ目のメリットとしては、足腰に優しく温まりやすいというものがあります。
掘りごたつは通常のこたつやちゃぶだいと違い、椅子に座っているかのように足を延ばして座ることができるため、足腰にかかる負担が少なく、特にお年寄りの方などにとって非常に過ごしやすい空間を提供できます。
また、掘りごたつは足を延ばす部分が床の一部を切り取られて作られているため、保温性が高く、よく冷えてしまいがちな足を温めながら過ごすことができます。
女性や小さなお子様がいらっしゃるご家庭では大活躍することができますね。
また、一ヶ所に集うため会話がうまれやすいというメリットもあります。
こちらは冬のこたつを想像していただくとわかりやすいかと思います。
自然と家族が掘りごたつにあつまり、ゆっくりとした時間を過ごすため掘りごたつを設置することで家族の時間を増やすことができます。
最近では家族別々でご飯を食べる家庭も増えているかと思いますが、例えばご飯を食べ終わったあとの時間などでも、自然と掘りごたつならみんなでゆっくりテレビなどをついつい見てしまうこともあります。
また、どんなコンセプトのお家にも合う掘りごたつが近年開発されていることも重要なメリットです。
掘りごたつといえば和室をイメージしてしまいがちですが、洋室に設置される方も最近では増えています。
きちんと今の家にあったデザインを行い、違和感なく、おしゃれで過ごしやすい雰囲気を作り上げるように設計することが可能です。
掘りごたつのデメリット
では一方、掘りごたつを設置することによるデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
それは掃除をする際に、構造上、掃除機がかけづらいことです。
ちょっと掃除機をかけようにも、机をどかすか、かがんだ状態で掃除機をかけることになります。
また、掘りごたつは、基本的に密閉された空間なので、カビが発生しやすくなります。
これらの対策としては、コードレスやハンディタイプの掃除機を使用したり、防カビ、消臭効果のある素材を使用したりして、掃除の負担軽減をするとよいでしょう。
掘りごたつを設置するタイミング
掘りごたつを設置する最も良いタイミングは新築時です。
一般的に掘りごたつは床を掘ってつくるため、間取り設計の段階に計画するとスムーズに工事が進みます。
リフォーム時に掘りごたつを設置したい場合は、一度床を掘って改めて造作しなくてはいけないため手間も工期もかかります。
リフォーム時に掘りごたつを設置したい場合は、ユニットタイプの掘りごたつを採用すると設置費用を安く抑えることができます。
掘りごたつの設置にかかる費用
掘りごたつを設置する際にかかる費用相場は20万円〜60万円です。
掘りごたつの広さや材質などによっても変わります。
また、カウンターテーブルを兼ねたり折りたたみ式のテーブルユニットを作るような、通常の掘りごたつとは異なる特殊な設置方法を用いる場合は100万円以上することもあります。
近年はユニットタイプの掘りごたつが普及しており相場より安価で設置できるケースが増えています。
掘りごたつを設置する際の注意点
掘りごたつの設置は、床下の工事を伴うため、設置後に場所の変更を容易にすることはできません。
掘りごたつの設置場所は他のインテリアや生活動線を考慮して、念入りに検討する必要があります。
冬場はこたつ布団や座布団などを置いて利用することになるかと思いますが、その際掘りごたつの周囲の動線を遮らないかも含めて設置場所を決めましょう。
また、マンションの場合、配管や床下の状態などにより、部屋によっては掘りごたつを設置するだけの床下の深さが確保できないこともあります。
マンションの設計やリフォームについての規約なども影響するため、必ず事前に管理会社などに問い合わせて確認しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、掘りごたつについてメリットやデメリットと合わせてご紹介してみました。
掘りごたつはまだまだリフォームの方法として一般化していません。
だからこそ、ほかの方とは一味違った新鮮さのある家を実現することができます。
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