デスクカウンターを設置する際の注意点。有効な活用方法を紹介します。
近年ではリビング学習は集中力が養われると注目されています。
それに伴い、リビングに作り付けのデスクカウンターを取り入れる家が増えてきているようです。
デスクカウンターはリビング学習以外にも活用できる用途があります。
今回はそんな注目されているデスクカウンターについて紹介していきます。
デスクカウンターの活用方法
カウンターというと、キッチンの調理スペースに対面する形で取り付けられているものを想像する方が多いでしょう。
しかし、最近はキッチンに限らずリビングの一角や階段の下など様々な場所に設置され、書斎やワークスペースなど色々な手段で使われています。
それでは具体的設置場所と使い方について紹介します。
キッチン
先ほども話に出たように、キッチンの調理スペースに対面して設置する人気のある設置場所です。
キッチンに設置すると、朝食やおやつなど軽食を取ったり休憩がてらお茶をするスペースとして使用できます。
他には、子どもの勉強スペースとしても有効です。
料理をしながら勉強している子どもの様子を見守れることで、子どもが分からない問題があってもすぐに質問できますし、会話を通して親子のコミュニケーションが深まります。
書斎・ワークスペース
書斎やワークスペースとして使用する場合、無駄なスペースを有効に使うために凹凸に合わせて設置されることが多いようです。
市販の机だと起きにくい場所でも設置できるので、空間が有効に使えます。
デスクカウンターのメリット
デスクカウンターにはさまざまなメリットがあります。
集中した作業をするのに最適
デスクカウンターは壁に向かって取り付けるので、目の前が壁になります。
集中して何か作業をしたい場合は、余計な景色が目に入らないので集中力が上がり効率よく作業できます。
広いスペースの確保が不要
デスクカウンターは広いスペースがなくても、空きスペースに合わせて板を設置するので、広いスペースがなくても全く問題がありません。
作りたい幅や奥行に対応できるので、設置したいスペースに合わせて市販していないサイズに対応できるのが最大のメリットです。
また、インテリアに合わせて作るので部屋の統一感を持たせられます。
一般的なデスクを置くにはスペースが足りないとお悩みの方にもおすすめです。
掃除がしやすい
壁面に取り付けるので、奥行や幅といったサイズと配置によっては脚のない形も可能です。
脚のない形だと、掃除機をかける際に邪魔にもならず、見た目もすっきりします。
ただ、奥行や幅が広いデスクカウンターを取り付けたい場合は、天板の強度を考えて脚を付けた方が安心でしょう。
壁面に固定されているのでズレない
通常のデスクは、体が少し当たっただけで動いてしまうことがあります。
しかし、カウンターデスクは壁面に固定された作り付け家具なので、デスクがズレるというストレスがなく作業に集中できます。
幅・奥行き・高さを自由に設定できる
カウンターデスクは自分の使いやすい幅・奥行き・高さを自由に設定することができます。
また、柱型があったり、凸凹した壁面にも、天板を切り欠いて綺麗に設置することができます。
デスクカウンターのデメリット
デスクカウンターは設置してしまうと動かすことができないことが、デメリットとしても捉えられます。
どのようなデメリットがあるか具体的な内容についてお伝えします。
壁面に家具が設置できない
一度デスクカウンターを設置すると、デスクカウンターを配置したスペースは固定になりその場所には家具が置けないので他の場所を探して設置することになります。
スペースの問題を懸念する方は、あらかじめ折りたたみ可能のデスクカウンターに設計するのも手です。
ただ、折りたたみ式にする場合は畳んだ時の幅の分も考慮する必要があるのでたたむ向きなども考えて設計しましょう。
高さ調節が簡単にできない
家族で住んでいる場合など複数人がデスクカウンターを使用する場合は、一度取り付けてしまうと安易に高さ調節ができないため、それぞれに合った高さというのは難しくなります。
ですので、メインで使用する人に合わせるか、設置できる場所が複数箇所ある場合はそれぞれに合わせたデスクカウンターを用意すれば解決します。
導入する際に注意すべき点
デスクカウンターを設置するにあたってメリットを最大限に活かすためにも事前に注意すべき点をお伝えします。
リノベーションで取り付ける場合の設置場所
デスクカウンターは一度設置してしまうと工事する以外で動かすことができません。
そのため、せっかくリノベーションでデスクカウンターを設置するのでしたら、生活の動線や有効に活用できるかを意識して、さまざまな角度から慎重に検討することをおすすめします。
奥行とスペースのバランス
デスクカウンターの奥行は自由な幅に作れますが、作業のしやすさを重視するあまり奥行を広く取りすぎた板を設置すると、壁からデスクカウンターが出過ぎて通行の邪魔になったり、他の物の配置を邪魔になったりすることがあるのでサイズを決める際に注意が必要です。
照明計画をしっかりと行う
壁にカウンターを取り付けた際は、壁面を向いて作業することになります。
その際、付近に窓がなかったり、部屋の中央にしか照明がないと、手元が暗くなってしまったり、陰になってしまうので注意が必要です。
まとめ
今回はデスクカウンターについて取り上げました。
注意すべき点を考慮しつつ、納得できる配置で取り付けたいですね。
デスクカウンターの取り付けをお考えの方は参考にしてもらえたら嬉しいです。
デスクカウンターに興味を持っていただいた方は、お気軽にお問い合わせください。