ウォークインシューズクロークは間取りが大事!メリット・デメリット・注意点は?
「靴が多すぎて収納に入らない」、「アウトドア用品を置く場所がない」、こういった悩みを解消するためにおすすめなのが、シューズクロークの設置です。
シューズクロークは靴以外のものの収納にも活用できます。
シューズクロークを導入しようと思ったら、重要になるのは間取りです。
シューズクロークの間取りは、ウォークインシューズクロークとウォークスルーシューズクロークの2つがあります。
間取りによって使い方や収納量も変わってきますので、この記事を読んであなたに適したシューズクロークを選ぶ参考になったら嬉しいです。
リノベーションや新築でシューズクロークを設置するメリットやデメリット、注意点についてご紹介します。
シューズクロークの間取りと設置タイプ
シューズクロークと一口に言っても、間取りや動線によって使い方が変わります。
自分の使い方を具体的にイメージすることで、あとから後悔のないシューズクロークを作れるでしょう。
まずはシューズクロークの間取りと設置タイプについて知っておきましょう。
シューズクロークの間取りは2種類
シューズクロークの間取りは大きく分けて2種類です。
玄関からのみ出入りするウォークインタイプ
玄関から入り通り抜けできるウォークスルータイプ
どちらの間取りを選ぶかによって、使い勝手や収納量が大きく変わります。
自分のイメージした使い方と合っていない間取りを選ぶと、使いにくいシューズクロークだと感じてしまうこともあります。
どちらが優れているというわけではなく、使う人によってベストなシューズクロークの間取りは異なります。
シューズクロークの設置タイプは4種類(I型・Ⅱ型・L型・U型)
設置タイプは、I型・Ⅱ型・L型・U型の大きく4つに分けられます。
I型・・・出入り口の正面にのみ棚があるタイプ
Ⅱ型・・・出入り口の両脇の壁に棚があるタイプです。
L型・・・出入り口の正面と隣接する壁のいずれかに棚があるタイプ
U型・・・出入り口のある壁を除く3面に棚を設置したタイプ
シューズクロークの床パターンは3種類
シューズクロークの床仕上についても分類できます。
シューズクローク内に上履き・下足エリアの両方を設ける場合
シューズクローク内をすべて下足エリアにする場合
シューズクローク内をすべて上履きエリアにする場合
シューズクロークの間取り2種類と床パターンの組み合わせで、自分に合ったシューズクロークのパターンを作ることができます。
ウォークインシューズクロークのメリット
ウォークインタイプのシューズクロークは、出入口が1つしかない間取りのため人が通り抜けるための通路スペースが不要です。
そのため、収納スペースを多く取ることができます。
収納量を優先順位に高く置きたい人が選ぶべき間取りです。
スペースはそこまでないけれどシューズクロークが作りたい人におすすめです。
ウォークインシューズクロークのデメリット
ウォークインタイプのシューズクロークを使う場合の動線は、玄関からウォークインシューズクロークへ入り、出るときも玄関を通過し、玄関ホールなどへ行かなければいけないので、その分動線は多くなります。
ウォークスルータイプのシューズクロークと比べると少し使い勝手は劣ります。
ウォークスルーシューズクロークのメリット
ウォークスルータイプのシューズクロークは、その名の通り「通り抜けられること」が最大のメリットです。
玄関からウォークスルーシューズクロークへ入り、玄関ホールなどへ抜けることができます。
動線に無駄がないので、とても使いやすい間取りです。
使い勝手を優先したシューズクロークを作りたい人におすすめの間取りです。
ウォークスルーシューズクロークのデメリット
ウォークスルータイプのシューズクロークは、出入口が複数必要な点と人が通り抜ける通路スペースが必要になります。
通り抜けるスペースと通路スペースの確保をしなければいけないため、シューズクローク内を目いっぱい収納スペースとして使うことができません。
ですので、ウォークスルータイプのシューズクロークが適している人は、収納量がそれほど多くなくてよく、十分な広さのシューズクロークをつくるスペースがある人になります。
シューズクロークの注意点
シューズクロークをつくるときの注意点についてお伝えします。
玄関やシューズクロークが中途半端な広さにならないようにする
住まいの広さや部屋数によっては、無理にシューズクロークを設けるのはおすすめできません。
玄関も狭く、シューズクロークも狭いといった使いにくい中途半端な状態になってしまいます。
収納するものや使い勝手を考えて棚のレイアウトを決める
収納スペースが十分確保された広いシューズクロークを作っても、収納計画を立てておかなければ、ものが溢れた状態になってしまいます。
収納がしにくいシューズクロークを作ってしまうと、しまうのが億劫になり、荒れた状態になってしまいがちです。
シューズクロークを作る際は、事前にしっかりと何をしまうかやどこにしまうかなど収納計画を立てておきましょう。
風通しに配慮する
シューズクロークは風通しが良い作りにしておきましょう。
汗や雨などで靴が濡れることもあるため、湿気や臭いが気になる可能性が考えられます。
窓のある場所に面してシューズクロークを設置する、室内窓を設ける、換気扇を設置するなど、風通しを良くする対策をしておきましょう。
扉をつけるか考慮する
シューズクロークの中もクローゼットと同じように、いつでも整理されている状態にできるとは限りません。
家族だけが見るならシューズクロークの中が雑然としていてもいいですが、お客様が来た時には隠したいものです。
引き戸にすれば、シューズクロークを出入りするたびに開け閉めする必要がなく使い勝手がいいですし、来客の際には閉めておけば中を見られることがないので安心です。
まとめ
ウォークインシューズクロークとウォークスルーシューズクロークの間取りやメリット・デメリットについて紹介しました。
自分にはどちらが適しているのか、イメージできたでしょうか?