もっと言わせて自然素材①シロアリ駆除剤
皆さんこんにちはゆいまーるClubの加藤です。
今年は近畿地方で例年よりも21日も早い梅雨入りとの報道でしたが、そんなに雨の日が多いと感じないのは私だけでしょうか?
さて、本日の記事も当社が大事にしている素材のお話しをしたいと思います。
本日のテーマはシロアリ駆除剤!
木造住宅の劣化原因は1位が腐朽、2位がシロアリによるものだと言われています。
その被害を受けると修復が必要になるどころか家の資産価値や耐震性能も下がってしまいます。
1997年の阪神大震災で被害の大きかった神戸市東灘地区では、倒壊した家屋のうち8割にシロアリや腐朽による被害があったという調査報告もあります。
それではシロアリ駆除、防蟻剤にはどのようなものがあるのでしょうか。
大きく分けて農薬系駆除剤とホウ酸系に分けられます。
日本国内で使用シェアの高い農薬系駆除剤の有効成分は合成ピレスロイド系、ネオニコチノイド系となっています。
作用としては神経毒性で薬剤成分がシロアリの神経を破壊する、忌避効果の代償として危険性を含む。
また、特徴としては
①揮発成分がシックハウスを引き起こす一因とされています。
②揮発、分解により効果が失われる。(最長5年)
③駆除に適しており予防には不向き。
欧米では農薬系は土壌処理、駆除用として認められているが、木部処理には人への健康リスクから認められていないのが現状です。
一方、当社が使用するホウ酸系防蟻剤の有効成分はホウ酸塩となり、作用としては食毒性でシロアリが口にすると死に至る。木材に浸透し保護する。
また、特徴としては
①揮発、蒸発しないので部屋の空気を汚さない。
②揮発、蒸発しないため持続効果が長い。
③ホウ酸塩の流出が起こらない環境下では、効果が長期間に渡って持続する。
④ホウ酸塩が木部内部へ浸透して保護層になる。
⑤予防に適しており駆除には不向き。
欧米ではホウ素系の防腐防蟻処理が主流を占めヨーロッパでも古くから普及している。
上記の特徴からも見て分かる通り当社で使用するシロアリ防蟻剤は人の身体や健康に対し安全性が高いためシックハウス対策や健康志向のユーザーに広く採用頂いております。
ホウ酸塩は非常に安定しており揮発蒸発することがないのでお部屋の空気を汚しません。
高機密高断熱構造であっても床下換気システムであってもシックハウスの心配はなく安心してお使い頂けます。
以上でシロアリ駆除剤、防蟻剤に関してまとめてみましたがいかがでしょうか。
あなたの住まいづくりの参考にしてみてください!
詳しく知りたい方はお問い合わせください。
※株式会社エコパウダーホームページより引用