blogブログ

新たな自然素材を探していきます!③タイルのはなし

こんにちは、自称3級建築士の田邉です!!(そのような資格はございません)

 

先日休みの日に買い物に出かけたところ、通り道にあった大豪邸が解体工事をしていました。

 

高級住宅街の中にあり、安藤忠雄設計の有名な教会の近くにあった、とても大きな家でした。

 

外壁も背の高い塀もすべてタイル貼りで、新築時一体いくらかかったのだろうと思っていつも見ていました。

 

建替えるのか売ってしまったのか定かではありませんが、もったいないなぁと思いました。

 

というわけで、新しい素材というわけではないのですが、今回はタイルの話をしたいと思います。

 

少し前に野田さんもタイルのことに触れていましたが、私は外回りについて見ていきたいと思います。

 

※画像はイメージです

 

タイルは言うまでもなく自然素材で、私たちゆいまーるClubでも玄関や洗面台やキッチンなどに使用することがあります。

 

しかしなかなか外壁に採用されることはありません。

 

私も正直なところ、今まで一度たりとも外壁にタイルを提案したことがありませんでした。

 

理由はほぼ一択、価格が高いから!

 

普通のサイディングの軽く倍はしますから・・・

 

でも外壁のご要望を聞いていると「メンテナンスフリーの外壁が良い」と言われることがたまにあります。

 

そういう意味では、タイルは限りなくメンテナンスフリーな素材です。

 

デザイン面でもサイデイングでは出せない重厚感や落ち着いた雰囲気を出してくれます。

 

タイル同様に大理石や御影石などを外壁に使う場合もあります。

 

※画像はイメージです

 

こちらもやはり価格が高額であることがネックです。

 

あとは重量も、避けられる要因かもしれません。

 

サイデイングと比べてもかなり重いので、家そのものの重量が増し耐震性に影響することがネックなのでしょう。

 

瓦屋根が減ったのも同じ理由からですね。

 

 

こう考えると日本の環境循環型住宅の分野が、世界と比べて遅れている理由が見えてきます。

 

地震の多い日本では耐震性能を重視する傾向が高そうです。そうなると家は軽いほうが良い。

 

多くの震災を経て瓦やタイルが悪者になってきたのかもしれません。

 

しかし時代は進んで、SDGsなどが普及してきてまた地球環境について考えるタイミングに来ています。

 

それまで称賛されていたアスベストが、一気に諸悪の根源だといわんばかりに叩かれていったのはその最たるものでしょう。

 

これを機に昔から使われてきた自然素材にもう一度目を向けて、家づくりに取り入れていただけるようにしていきたいと思います。

 

そのためにはデメリットのあるものを活用できるように、他の長所を伸ばしてあげることも必要です。

 

ゆいまーるClubのすまいにはもうそれが備わっていますので、安心して環境循環型住宅(One Planet House®)のご提案を進めていきたいと思います。

 

ではまたの機会にお目にかかります。

この記事を書いたスタッフ

【ライフスタイルプロデューサー】 お客様の想いをカタチにする人 田邉 寛正 hiromasa_tanabe

宅地建物取引士/JSHI 公認ホームインスペクター/電磁波測定士/(自称)三級建築士

関連記事