電磁波過敏症の症状・対策|住宅の電磁波をカット
「最近夜に寝つきが悪い」「スマートフォンを長時間使用していると頭痛がする」などの症状はありませんか?
それは電磁波過敏症の症状かもしれません。
スマートフォンやテレビなど多くのものから発せられる電磁波は、現代では完全に避けて生活することはできません。
そこで今回は、電磁波過敏症の症状や対策について詳しく解説します。
電磁波過敏症とは
電磁波は私たちの身の回りの多くのものから発しています。
例えば、電子レンジやスマートフォン、テレビなど、現代では電磁波を使わない生活はほぼ不可能です。
電磁波が発せられていても普通の人は何も感じられませんが、中には電磁波に敏感に反応して症状が出る人がいます。
このような症状は「電磁波過敏症」と呼ばれています。
ただし「電磁波過敏症」は、正式な診断名称ではなく、あくまで呼称に過ぎません。
実際に皮膚症状や自律神経系症状が出ているのは事実ですが、電磁波とは関係しない環境因子やストレスが関連する可能性が高いと示唆されています。
電磁波過敏症の症状
電磁波過敏症の症状は以下のようなものがあります。
頭が熱く感じる、目がチカチカする、目の痛み、視力低下、頭痛、耳鳴り、手足のしびれ、皮膚がチクチクする、めまい、吐き気、食欲不振、不眠、動悸、呼吸困難、思考低下、倦怠感、疲労感など
電磁波過敏症の原因
電磁波過敏症は、携帯電話、Wi-Fi、電子機器などから発生する電磁波によって健康障害が引き起こされるとされる状態です。
ただし、この症状については科学的な根拠が確立されておらず、医学界では議論の対象となっています。
電磁波過敏症の原因に関しては、明確な答えが得られていません。
症状を訴える人々は、頭痛、疲労感、集中力の低下、不眠など多様な症状を経験していますが、これらが直接電磁波によるものかどうかは科学的に証明されていないのです。
一部の研究では、これらの症状が「ノセボ効果」(否定的な期待によって症状が引き起こされる現象)によるものである可能性が指摘されています。
現在のところ、電磁波が人体に与える影響については、国際的な科学的コンセンサスは得られておらず、この分野の研究は続いています。
電磁波過敏症に対するアプローチとしては、症状の軽減を目指した治療や、電磁波の露出を避けるライフスタイルの変更が考えられますが、その効果についても意見が分かれています。
このため、電磁波過敏症は、今後も科学的な研究と議論が必要な領域であり、その原因となるメカニズムについては、さらなる検証が求められています。
電磁波過敏症の治療
電磁波過敏症に対する確立された治療法は存在せず、症状に合わせた対処療法が中心となります。
頭痛やめまい、吐き気等の体調に不具合が出ている場合は、それぞれの症状に対した薬物治療が主な治療法になります。
また、電磁波に対する不安や恐怖など精神的な原因から症状が出ている場合は、精神科やメンタルクリニックなどで治療を受けることが推奨される場合もあります。
電磁波過敏症の症状は人によってさまざまですので、ご自身の症状に合わせて専門医へ相談することが大切です。
電磁波過敏症の対策
長く過ごす部屋の電磁波環境を整えることは大切です。
特に健康であるためには睡眠の質が重要ですので、寝室の電磁波には一層気を配りましょう。
寝室にスマートフォンを持ち込まないであったり、寝るときに身体の近くにスマートフォンを置いて充電しないであったりは、今すぐにでも実行できます。
自宅の中に電磁波の影響が少ない場所があることは電磁波過敏症の方にとって非常に救いになるのです。
さらに電磁波の影響を防ぐためには、身体に電気を溜めないことが大切です。
使わない家電のアース線やコンセントを抜いたり、スマートフォンやテレビを見る時間を減らすことで電磁波を浴びる時間を減らすことができます。
日常的に使用する家電やスマートフォンなどなかなか避けられないものもありますが、小さなことから対策をして電磁波から受ける身体の負担を減らしましょう。
建物からも電磁波は発生している
実はあなたが暮らしている家からも電磁波(電場)が発生しています。
電化製品と同じように家からも電場が発生しているのです。
とくに昔の家よりも、新しい家のほうが照明やコンセントを増やすことで便利な住まいを追求することと引き換えに、電磁波が強くなっています。
オールアース住宅で電磁波をカット
そこで建物から発生する電磁波(電場)を対策できるのが「オールアース住宅」です。
オールアース住宅は、屋内配線からの電磁波(電場)をアースすることによりカットし、健やかに過ごせる住まいづくりを実現します。
電化製品の使用を過剰に危険視していては日常生活に必要な電子機器まで使えなくなるため、生活に支障をきたしてしまいます。
電化製品を安全に使いながら、快適に暮らすことがオールアース住宅の目標です。
まとめ
今回は電磁波過敏症について解説しました。
まずは、寝るときにスマートフォンを身体から離れた場所に置いたり、使わない家電のコンセントを抜いたりなど、できることから対策していきましょう。
また、電磁波は建物からも発生しています。
電磁波に敏感な方は、電磁波をカットしたオールアース住宅も検討してみましょう。
現代の生活では、スマートフォンやパソコンの使用など電磁波を発生する電子機器を全く使わずに暮らすのはほぼ不可能です。
電化製品を安全に使いながら、快適に暮らせる住まいづくりをしていきましょう。
ゆいまーるClubでは、自然素材にこだわり、住まう人が元気に毎日を心地よく過ごせる住まいをつくることを大切にしています。