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自然素材100%のスペイン漆喰「エスタコウォール」

スペイン漆喰

スペイン漆喰をご存知でしょうか?

住宅の外壁で使用される建材の種類なのですが、名前を聞いたことはあるけれどよく知らないという方が多いのではないでしょうか。

健康志向が高まっている今、食事や運動だけでなく、住宅環境にこだわりたいという人が増えています。

その中でも特に注目を集めているのが壁材として使用する漆喰

漆喰にも様々な種類がありますが、今回はスペイン漆喰について解説したいと思います。

壁材にスペイン漆喰を使うメリット、デメリットも交えてご紹介するので、外壁に漆喰を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

スペイン漆喰とは

スペイン漆喰は、中世から続くヨーロッパ伝統の塗り壁材です。

エスタコウォールとも呼ばれます。

ヨーロッパの大地で採掘された良質な大理石(石灰石)が主原料の自然素材で、室内壁・外壁すべてに使用できます。

日本でも使えるように、ヨーロッパの製造メーカーとお互いの技術や情報を交換し、日本の気候風土に適したスペイン漆喰になるように、共同で商品の研究・開発を進めています。

吸放湿性能、放蓄熱性能、耐久性能、自浄作用は、日本の一般的な漆喰や珪藻土と比べても使いやすく、体にもやさしい塗り壁材となっています。

スペイン漆喰の特徴

スペイン漆喰の特徴を紹介します。

調湿機能

スペイン漆喰は自然素材100%のため、本来の機能を100%発揮します。

優れた調湿機能で、快適な室内空間を作ります。

結露・カビ・ダニを防ぐ

吸放湿機能で湿度を調整し、結露やカビ・ダニを防ぎ、アトピー対策としても効果があります。

自浄作用

スペイン漆喰には自浄作用があるため、空気中の汚れを吸着して黒ずんだり変色したりすることが少ない性質を持っています。

汚れが付いても時間が経つと汚れが薄くなります。

省エネ効果

無数の気孔が空気の層となり、外気温に影響されにくいです。

冬は暖かく夏は涼しい室内環境を実現します。

冷暖房効率を高め、省エネ効果に優れています。

においの吸着

タバコやペットの気になる臭いなど、家の中の生活臭を吸着・脱臭します。

環境にやさしい

スペイン漆喰は樹脂やセメントを一切含んでいないため、再利用ができ、自然に還すことが可能なエコロジーな素材です。

有害物質を発生しない

自然素材100%のスペイン漆喰はシックハウスの原因となる化学物質を一切含んでいません。

また、室内の有害物質を吸着します。

塗った後の嫌な臭いもないので、快適に過ごせます。

スペイン漆喰のメンテナンス方法

スペイン漆喰の壁材のメンテナンス方法を紹介します。

スペイン漆喰の外壁の汚れの落とし方

エスタコウォールには、メーカー純正の専用洗浄剤があります。

専用洗浄剤を使えば、外壁の汚れやカビ、藻、雨の汚れに効果的です。

水で希釈した洗浄剤を汚れた壁面に吹き付けて乾かせば、簡単に汚れが落とせます。

スペイン漆喰の内壁の汚れの落とし方

手垢や子どもの落書きなどの表面の汚れは、消しゴムやサンドペーパーで優しくこすると落ちます。

液体汚れの落とし方

コーヒーやジュースなど色の付いた液体の汚れは、内部に浸透してしまう前にすぐに拭き取りましょう。

汚れが広がらないように、乾いたタオルや布で押さえて水分を吸い取ってください。

もし拭き取った後にシミになっていた場合は、水を含ませたメラミンスポンジを軽く絞り、シミになった部分を軽く叩くと汚れを吸い取ります。

汚れが薄くなったら、洗浄剤を塗布してください。

液垂れがしそうな時は、キッチンペーパーなどで上から覆って洗浄剤が壁面を伝わないようにしてください。

欠けや傷の補修方法

欠けてしまった箇所は、エスタコウォールと水で補修できます。

エスタコウォールを水で耳たぶくらいの柔らかさで粘土のように練ったら、壁の欠けた部分を少量の水で湿らせておきます。

壁の欠けた部分に練ったエスタコウォールを埋めて、余分なエスタコウォールは布やスポンジで拭き取り、周りの塗り面となじませてください。

小さな割れの補修方法

欠けや傷のときと同様に、エスタコウォールと水で補修できます。

エスタコウォールを料理用の粉ふるいで骨材(粒状の石)を取り除き粉状にして、壁の欠けた部分を少量の水で湿らせておきます。

割れた部分に、小さな刷毛や歯ブラシなどでエスタコウォールの粉を付けて、入れ込みます。

乾いたら、補修した部分を軍手やタオルなど粗めの布で軽くこすり、周りの壁となじませます。

スペイン漆喰を使うメリットとデメリット

壁材にスペイン漆喰を使うメリットとデメリットを紹介します。

メリット

スペイン漆喰のメリットはたくさんありますが、中でも最大のメリットは耐久年数が長いことです。

ヨーロッパの古い街並みやアルハンブラ宮殿にも使われていることで知られており、今もなお現存していることが耐久年数の長さを証明しています。

デメリット

スペイン漆喰を塗るには技術と経験を要するため、施工できる職人さんが少なく、施工コストが高くなってしまいがちです。

ただし、耐久性の高さから、汚れや傷が付いても補修しながら使い続けることができるので、長期的に見ればコスパが良いと考えることもできます。

また、塗り方によって見た目や質感の仕上がりに差が出やすいため、漆喰塗りの経験が豊富な施工業者や職人さんに依頼することをおすすめします。

まとめ

今回は、スペイン漆喰の壁材について解説しました。

スペイン漆喰は自然素材のため、人や環境にやさしく、壁材としてのメリットがたくさんあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

ゆいまーるClubでは、自然素材にこだわり、住まう人が元気に毎日を心地よく過ごせる住まいをつくることを大切にしています。

お気軽にご相談やお問い合わせください。

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