columnコラム

LEED認証とは?持続可能な建築の基礎知識

LEED認証

持続可能な建築が注目される現代、環境に優しい建築基準を満たすことがますます重要となっています。

その中でも、国際的に広く認知されている認証システム「LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)」は、エコフレンドリーな建物の設計と運用を評価するための基準として、多くの建築プロジェクトで採用されています。

本記事では、LEED認証の基本的な概念と評価基準について解説します。

LEED認証とは

LEED認証(Leadership in Energy and Environmental Design)は、建築物の環境性能を評価する国際的な認証システムです。

持続可能な建築を推進するために、エネルギー効率、水の使用、CO2排出削減、室内環境の質、資源管理など、さまざまな基準に基づいて建物の設計と運用を評価します。

LEED認証を取得することで、環境への配慮と高いエネルギー効率を証明することができます。

認証カテゴリ

LEED認証は6つに分類されています。

BD+C(建築設計および建設)

BD+Cは、新築や大規模な改修プロジェクトの設計および建設に焦点を当てたカテゴリです。建物のエネルギー効率、水の使用、資源の管理、室内環境の質など、持続可能性の基準を満たすことを目指します。

ID+C(インテリア設計および建設)

ID+Cは、商業用インテリアの設計と建設に特化したカテゴリです。内部空間のエネルギー効率、資源利用、空気質など、持続可能な設計と施工を推進します。

O+M(既存ビルの運用とメンテナンス)

O+Mは、既存の建物の運用とメンテナンスに関するカテゴリです。エネルギー消費の削減、水の使用の効率化、室内環境の改善など、建物の運用面での持続可能性を評価します。

ND(近隣開発)

NDは、近隣エリア全体の開発プロジェクトに適用されるカテゴリです。持続可能なコミュニティの構築を目指し、交通、土地利用、エネルギー効率、住民の健康と福祉など、多角的に評価します。

HOMES(ホーム)

HOMESは、戸建て住宅や集合住宅の設計と建設に焦点を当てたカテゴリです。エネルギー効率、資源管理、室内環境の質など、持続可能な住宅の基準を満たすことを目指します。

Cities and Communities(シティー&コミュニティ)

Cities and Communitiesは、都市全体やコミュニティ全体の持続可能性を評価するカテゴリです。環境、経済、社会の持続可能性を総合的に評価し、住みやすい都市やコミュニティの実現を目指します。

LEED認証の評価項目

LEED認証は、建物やプロジェクトが持続可能性の高い設計と運用を行っていることを評価するために、いくつかの主要な評価項目に基づいています。

ここでは、その主な評価項目を紹介します。

1. 立地と交通

建物の立地が公共交通機関へのアクセスや、自転車インフラ、歩行者の便宜を考慮しているかを評価します。また、車の使用を減らすための対策も含まれます。

2. 敷地選定の持続可能性

建設地の選定が環境に与える影響を最小限に抑え、自然資源の保護に配慮しているかを評価します。土壌や水の管理、緑化の取り組みも含まれます。

3. 水の利用効率

建物の設計と運用が、水の使用を効率化し、節水技術を導入しているかを評価します。特に、雨水の利用や高効率な水処理システムの導入が重視されます。

4. エネルギーと大気の質

エネルギー効率や再生可能エネルギーの利用、温室効果ガスの排出削減に関する取り組みが評価されます。建物のエネルギー性能や空調システムの効率も含まれます。

5. 材料と資源

建設や運用に使用される材料が持続可能でリサイクル可能なものかどうか、資源管理の方法が評価されます。リサイクルの推進や廃棄物の削減も重要です。

6. 室内環境の質

室内空気の質や自然光の導入、温湿度の管理など、建物内での快適性と健康性が評価されます。居住者や使用者の健康と快適さを優先します。

7. イノベーション

持続可能性に関する革新的な設計や運用の取り組みが評価されます。通常の基準を超えた独自のイニシアティブや革新的な技術の導入が含まれます。

8. 地域の優先事項

地域特有の環境問題や優先事項に対して、適切な対策を講じているかを評価します。地域のニーズに応じた取り組みが重視されます。

LEED認証の4つのレベル

LEED認証はレベル分けされています。

●標準認証
LEED認証の基本レベルで、持続可能な建築の最低限の基準を満たしていることを示します。

●シルバー
シルバーレベルは、標準認証よりも高い持続可能性の基準を満たしています。エネルギーや水の効率的な利用、資源管理など、より厳しい評価基準をクリアしています。

●ゴールド
ゴールドレベルは、さらに高度な持続可能性の基準を達成した建物に与えられます。エネルギー効率や環境負荷の低減だけでなく、室内環境の質やコミュニティへの貢献度も高く評価されます。

●プラチナ
プラチナレベルは、LEED認証の最高位であり、非常に厳しい基準をすべてクリアした建物に授与されます。持続可能な建築のリーダーとして、最高レベルのエネルギー効率、環境配慮、住みやすさを実現しています。

まとめ

LEED認証を取得することは、単に環境への配慮を示すだけでなく、エネルギー効率の向上や運用コストの削減、そして建物の価値向上にもつながります。持続可能な未来を目指すために、LEED認証の基準を理解し、その実践に取り組むことは非常に有意義です。今こそ、環境に優しい建築の第一歩を踏み出し、より良い未来のために貢献していきましょう。

ゆいまーるClubでは、自然素材にこだわり、住まう人が元気に毎日を心地よく過ごせる住まいをつくることを大切にしています。

お気軽にご相談やお問い合わせください。

関連記事