床暖房のリフォームを検討する時、設置費用はもちろんデメリットも気になるポイントだと思います。

今回は、リフォーム費用相場や床暖房のメリットデメリットを解説していきます。

リフォームの床暖房の種類

床暖房を後から取り付ける場合は、電気ヒーター式と温水式の2種類あります。

電気ヒーター式床暖房

床の上に電熱線のパネルを設置する床暖房です。

電気ヒーター式は、初期費用は安いのですが、光熱費が高くなりやすいため、リビングなどで使用するというよりは、キッチンや洗面脱衣所で使用するのが一般的です。

設置工事も1日で終わるシンプルなものでリフォームでも導入しやすく、導入する際の費用も温水式と比べてリーズナブルと言えます。

温水式床暖房

床の下にパイプを通してガスや電気、大気熱で水を暖め床下に流して温める床暖房です。

温水式は、設置する際の費用が多少高額になりますが、光熱費が抑えやすい種類になるので、長時間使用するリビングなどに最適な床暖房です。

導入の費用は電気式に比べると高くなりますが、床暖房は一度設置することで長期間の使用が可能になりますので、ランニングコストは電気式に比べて低くなります。

設置工事の期間は床の下に配管設備を設置する必要があるため、1日から3日程かかります。

場合によっては施工が出来ないことも…

マンションで新しく床暖房を設置したい場合、管理規約で施工ができないとされている場合があります。

床の張り替えや、床の下にパイプを通す必要がある温水式床暖房などが行えない可能性が高いので、リフォームを依頼する前に、管理規約で施工できるか確認しておきましょう。

直貼りと張り替えのリフォーム費用は？

既存の床に、床暖房の設備を直貼りする場合は、一畳で5万円から8万円程です。

直貼りの床暖房は、設置費用が比較的安いです。

また、既存の床を取り除く必要がないため、初期費用も安く済みます。

ですが、床暖房を設置した床の部分が高くなるため、段差が発生してしまいます。

子どもや高齢者がいらっしゃる場合は、室内に段差があると転倒の恐れもあるためなるべく避けた方が良いでしょう。

既存の床を全て張り替えして、床暖房を設置する場合は、1畳で8万円から11万円程です。

直貼りより費用が高くなりますが、張り替えの床暖房は、室内に段差ができることはありません。

フローリングなどの床材を張り替えるタイミングで一緒に設置するリフォームも人気があります。

電気ヒーター式床暖房の費用相場

電気式ヒーター床暖房で直張りの場合は、6畳で30万から40万円程、10畳だと55万から65万円程です。

張り替えの場合は、6畳で40万から50万円程、10畳で60万から70万円程の費用相場となります。

温水式床暖房の場合

温水式床暖房で直張りの場合は、6畳で45万から55万円程、10畳だと65万から75万円程ｓです。

張り替えの場合は、6畳で50万から60万円程、10畳で70万から80万円程の施工費用となります。

床暖房のメリット

床暖房のメリットを紹介致します。

足元が暖かい

床暖房の最大のメリットは、足元が暖かくなることです。

エアコンやヒーターなどでは、温風が低い位置に届きにくいため、足元を暖めたい時にあまり効果が感じられません。

ですが、床暖房は床全体を暖めることができるため、冷え込みやすい足先からじんわりと暖めてくれます。

メンテナンスが不要

床暖房は、日頃のメンテナンスが不要です。

掃除などもしなくてよいので、時間の節約にもなります。

空気が汚れず乾燥しにくい

床暖房は空気を汚すこともなく、乾燥もしにくいです。

エアコンなどの温風による乾燥は、肌の乾燥やドライアイなどを惹き起こします。

部屋の空気が汚れやすい石油ファンヒーターは、仕様の際換気が必須となります。

目に見えない空気の汚れは、体調不良の原因となることもあるため、健康への影響がない床暖房は、身体に優しい暖房器具と言えます。

床暖房のデメリット

暖房器具として優秀な床暖房ですが、デメリットもあります。

初期費用がかかる

床暖房を設置するには工事が必要です。

設備自体も高額なので、簡易的な暖房器具に比べると初期費用が多くかかってしまいます。

暖まるのに少し時間がかかる

暖まる速さは地域や住宅のつくりにもよりますが、1時間程かかる場合が多いです。

そのため、床暖房を使用する際は、タイマー運転を使うなど快適に使用している方が多いです。

まとめ

今回は、床暖房の費用やメリットデメリットについて説明させていただきました。

床暖房は、リフォームをする際に直貼りか張り替えにするか、電気ヒーター式か温水式にするか、各ご家庭によって変わってくると思います。

自分の家にあった最適な床暖房を取り入れ、生活をより豊かにしていきましょう。

今回、床暖房のリフォームに興味を持ってくださった方やリフォームについて気になるとことがございましたら是非一度ご相談ください。